サノフィ社より「オルツビーオ®投与患者様におけるインヒビター発生の報告について」が届きました。
2025年3月1日
2月13日、福岡資麿厚生労働大臣あてに提出した「乾燥濃縮人血液凝固第Ⅷ因子『クロスエイトMC静注用』及びvon Willebrand因子非依存型 遺伝子組換え血液凝固第Ⅷ因子製剤『オルツビーオ』に関する要望」の中でも触れていた『オルツビーオ』におけるインヒビター発生事例に関して、サノフィ株式会社より患者会向け報告文書が届いたので、公開します。
本件に関しては、2月7日に同社より第一報が入ったため、これを本サイトで提供しようと考えましたが、同社よりグローバル等との確認を要するとの意向が示されたため、その推移を待っていました。私たち患者にとって大変重要な出来事ながら、現時点において、正確な全貌は判りません。今般のサノフィ株式会社の報告文書についても、患者として十分に満足し得る内容とは言えないものと思います。
ただし、不正確な情報の拡散は、必要以上の不安や懸念を募らせることにつながりますので、決して望ましくありません。私たちばかりではなく、厚生労働省、PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)、そして、日本血栓止血学会(血友病診療連携委員会)をはじめとする医療者も状況を注視しています。今後とも、サノフィ株式会社をはじめとする各方面と緊密に連絡を取りつつ、新しい情報が入りましたら、適切迅速に皆さんとも共有して行きたいと思います。