最新情報

新型コロナウイルスワクチン接種に関するお知らせ

2021年3月24日

新型コロナウイルスワクチンの接種が始まりました。同ワクチンは筋肉注射であることからも、血友病をはじめとする止血異常症患者が接種を受ける場合の注意点などに関して、様々な情報が出ています。未だ流動的な部分もありますが、以下を参考にしながら、接種の詳細については、主治医と御相談下さい。

・「血友病・フォン・ヴィレブランド病を含めた凝固・線溶系、血小板の異常症により出血傾向を有する患者さんが新型コロナワクチン接種を受ける際の注意点」……日本血栓止血学会、日本血液学会

http://kessencovid.jugem.jp/?eid=41&fbclid=IwAR2Gbpz57-cVdwde6Qf9BY1etX9Z2CPEoaZ7iDbYEh4S8rfi8GKubi9Dkvg

・HIVに感染した先天性凝固異常症の患者さんにおける新型コロナウイルスワクチンに関するQ&A……エイズ治療・研究開発センター

http://www.acc.ncgm.go.jp/news/20210317131915.html

・「新型コロナウィルス感染症蔓延下における⾎液疾患診療について-留意事項-」……日本血液学会(医療者向け)

http://www.jshem.or.jp/uploads/files/ver1.1_JHS_COVID-19statement.pdff

・「新型コロナワクチンについて」……国立国際医療研究センター病院

http://www.hosp.ncgm.go.jp/isc/vaccines/020/index.html

・「新型コロナウイルスワクチンについて(医療従事者向け)」……国立国際医療研究センター 国際感染症センター

http://www.hosp.ncgm.go.jp/isc/vaccines/020/Leaflet_COVID-19_vaccine.pdf

なお、ワクチン接種の優先順位は医療従事者→65歳以上の高齢者→基礎疾患のある者、高齢者施設職員などとされており、厚労省の「基礎疾患」の中には「血液の病気(ただし、鉄欠乏性貧血を除く。)」という項目が上がっていますけれども、この分類に血友病は含まれません。従って、高齢者に該当せず、合併する基礎疾患(たとえば腎透析、肝硬変、糖尿病など)も持っていない血友病患者については、一般人と同様の枠となると考えられます。

・「接種順位の考え方」……厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000756894.pdf

【松本剛史理事長より】

「血液疾患といえば一般には
その基礎疾患そのもので免疫機能障害がある
あるいは治療薬で免疫機能障害がおこるものと捉えられます。

血友病が基礎疾患ではないと明言はされていませんが、
日本血液学会のJHS_COVID-19ステートメント――

http://www.jshem.or.jp/uploads/files/ver1.1_JHS_COVID-19statement.pdf

――で血友病については最後の3行で筋肉注射の件で触れたのみです。

免疫異常はないので一般的に考えられる優先接種対象としての血液疾患として範疇には入っていないということです。

なぜ鉄欠乏性貧血のみ特別に挙げられ血液疾患で基礎疾患でないと明言されたのかといえば、
患者の数が数百万人あるいはそれ以上はいるため
優先接種の対象として申告されると莫大な人数にななるためでしょう」

ただし、HIVに感染している血友病患者の場合は、「免疫の機能が低下する病気」の項目として基礎疾患に該当します。

現在のところ、基礎疾患を有するという事実の判定は、「自己申告」によるとされていますが、確定した手順は厚労省サイトにもまだ出ていません。たとえば横浜市のサイトには、以下のような記述があります。

「基礎疾患のある方は、事前にかかりつけ医にご相談のうえ、ワクチン接種を受けるかどうかお決めください。

また、基礎疾患の確認は、予診票による本人の自己申告と接種前の予診で行う予定です。診断書等の提出は求めません」

しかし、多数が集まる会場に出向き、自らが感染者であることを改めて「申告」して予診や接種を受ける流れは負担となることも想定されるので、かかりつけ医のもとで接種を実施する方法など、可能性が検討される予定です。